みなさん、こんにちは。
BBCなどの英語ニュースは英語の宝箱のようなもので、活用次第ではいくらでも英語を学ぶことができます。
特にIELTSのライティングやスピーキング対策に、表現力を高めたい人には欠かすことのできない教材です。
もちろん英文ニュースを読んで意味を理解したり、知らない単語を調べたりすることは大切ですがそれだけで終わっては実にもったいない。
英文ニュースをどのように活用すれば、 学びを最大限に高められるのかを考えてみましょう。
Step 1. 前からどんどん読んで意味を理解する
返り読みをしたほうが日本語に訳して捉え易くなりますが、返り読みせず文の流れのまま、前から読んで意味を捉えるようにしなければリーディング力だけでなくリスニング力も高まりません。なぜならリスニングは音声を巻き戻しながら聞くことはできず、音声が流れるまま理解していくしかないからです。前からどんどん読む時のポイントは単語単語で意味を考えるのではなくいくつかの単語のかたまりで意味をとらえて行くこと、訳すのではなく何が言いたいかのイメージをとらえることです。一度で意味を捉えることが難しければ、何度かチャレンジしましょう。
Step 2. 文法の構造を把握するために読む
意味をある程度捉えられたら、一文一文の文の構造に着目してみましょう。「thatはどんな働きをしているのか」、「関係代名詞はなぜ限定用法が使われているのか」、「なぜ現在完了形が使われているのか」などの構造をじっくりと検証してみます。そして分からないところがあれば、文法書で調べたり、インターネットで検索したりしながら、じっくりと一文一文と向き合います。そうすることで、なんとなくでしか意味が分からなかった部分をより理解することができたり、文法のちょっとした使い分けが理解できるようになってきます。
Step 3. 使えるフレーズを抜き出す
前回のコラムでも紹介しましたが、英文ニュースの中から使えそうなフレーズがあればどんどん書き出して、インターネット検索をしましょう。このときもやはり大切なことは、単語単語で捉えるのではなく、いくつかの単語のかたまりで捉えることが大切です。日本語と英語は一対一で意味を捉えることが難しく、かたまりで捉えたほうが理解がスムーズになるからです。
Step 4. 音読をする
以前にもこのコラムで取り上げた音読ですが、音読は大きな力を持っていて、特にリスニング力やスピーキング力を高めるために効果的です。繰り返しとなりますが、音読のときも単語単位で読むのではなくて、かたまりを意識して、ネイティブスピーカーになりきって音読することが重要です。
今回は4つの活用法をご紹介いたしましたが、この4つをサイクルにして
英字新聞をフル活用すれば、総合的な英語力がみるみるうちに高まっていくことを実感できるはずです。
まずは興味のあるトピックのニュースを使って、とりあえず3日やってみましょう。
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